敗者復活戦

敗者復活戦に臨む漫才師たちを出番順に紹介します。



グリーンランド三四郎・ラフ次元 ・あどばるーん土佐駒・どぶろっく・天使と悪魔・スマイル・ダブルネーム・メトロクラフト・デニス・シャイニングスターズ初恋クロマニヨン・ななまがり・デスペラード・ミルクボーイ・マキシマムパーパーサムトンファーマテンロウ・和牛・セルライトスパミサイルマン・ソラシド・エレファントジョン・井下好井・ボルトボルズダブルアートエリートヤンキー・ブロードキャスト・LLRえんにちトレンディエンジェルギャロップ・アームストロング・三日月マンハッタン・ボーイフレンド・お湯・天狗・ロシアンモンキーブレーメンハイキングウォーキングスーパーマラドーナかまいたち・プラスマイナス・天竺鼠ジャングルポケット風藤松原・バース・ギンナナ平成ノブシコブシとろサーモン笑撃戦隊チーモンチョーチュウ・千鳥・マヂカルラブリープリマ旦那・POISON GIRL BANDウーマンラッシュアワー・我が家・アーリアン・磁石・東京ダイナマイト・ゆったり感・タイムマシーン3号モンスターエンジン囲碁将棋・パンクブーブー



さて、今回はM-1グランプリ2010決勝戦での残る1枠を争う敗者復活戦の動向を考察し、ある程度の予想してみたいと思います。
この出演順を見てまず思ったのですが、おそらくこの順番はランダムで決めてないですよね。昨年までは本番当日に出演順を決めていたはずですし、明らかに実力者が後半に偏ってますよね。パンクブーブーがラストなんてのもにくい演出でしょう。準々決勝・準決勝での出来ばえを参考に決めたものと思われます。


このシステム変更、私は大賛成です。
その理由をいくつかあげてみましょう。


まず覚えてほしいことを列挙します。


1、審査員は敗者復活として勝ち上がるコンビの見当をつけている。(理由:今までの予選を見ているはずなので、どのコンビがどのネタをするのか・どれくらいうけるのかがわかっているから)
2、出順が1〜10番目くらいのコンビが残る確率はほぼ0。(理由:後述の3.4より)
<1,2は私の考えであり、確かな情報ではありません。>

そして、総勢60組以上がネタをするわけですからかなりの時間がかかりますので
3、会場が盛り上がるには時間がかかる。
また、全ての客が常に席についているわけではない
4、特に、開始直後は客の入りが間にあっておらず空席が目立つ。



これらを考慮すると
「決勝にのぼる確率が低いコンビを前半に置くことで、客が集まるまで時間を稼ぎ、なおかつ、会場を盛り上げる。」
敗者復活戦というイベントがスムーズに進むためにはこの条件は必要不可欠に思われます。
そのために今回の出演順は前半には捨石(言い方が悪いですが)、後半に主力という構図になっているんだと思います。


そうなると前半に置かれるコンビはかなり理不尽な不利益を受けていることになりますので、当然不公平だという意見もあるでしょうし、実際に不公平です。
ですが、私の考えではこの点については全く問題ありません。


理由は大きく括ると1つだけ。


「敗者復活戦だから」
内容に触れますと、敗者復活戦とは一度敗れ去ったものにチャンスをあたえる闘いであり、元来、敗者復活の席はおまけにしか過ぎません。
しかし、近年特に2007年以降は敗者復活枠から常に最終決戦進出者が登場し、M-1にとって不可欠な要素となっています。
だからこそ、敗者復活で決勝へいくコンビは最高のパフォーマンスができるコンビを厳選しないといけないのです。そのためには、あらかじめ実力のあるコンビを選出しておき、よい出演順をあてがう事は理にかなったことであります。


さらに、私の個人的な意見としては、もし仮に準決勝の時点で真に上位の8組を決勝進出者として選ぶことができたのであれば、敗者復活の枠には敗者復活戦で最も面白かったコンビでなくともよい、とも思っています。準決勝で真に上位の8組が決勝に進出できるのであれば、残ったコンビは形式上・事実上ともに落選確実であり、そこで一度決勝へ行く権利を完全に失っているわけですから敗者復活戦で不公平な審査をされても文句は言えないはずだと私は考えるからです。(実際に上位の8組が決勝に行くなんてことは難しいので、この仮説は成り立たないですが…)


要するに、準決勝で負けているわけなので何されても仕方ないということです。
ついでに言いますと、敗者復活戦が行われる「大井競馬場」は舞台の後ろで馬が走っていて客がよそ見をしたり、撮影用のヘリコプターの音がうるさくネタが聞こえなかったり、西日がまぶしくて客が目を閉じたりすることがあり、全てのコンビが同じ環境の下で漫才をするなど不可能、はなから公平に審査するつもりはないのです。





さて、そろそろシステムについての話を切り上げて、予想に移ります。
やはり後半の出場組、具体的には「天狗・ロシアンモンキーブレーメン」以降が有力ではないでしょうか。
前半にも実力者がちらほらいますが、出演順的に厳しいのではと思われます。(スマイル、ギャロップ、アームストロングなど)


さらに細かく区切ると、
スーパーマラドーナかまいたち・プラスマイナス・天竺鼠というbase芸人ラッシュ。
チーモンチョーチュウ・千鳥・マヂカルラブリープリマ旦那・POISON GIRL BANDという流れ。
プリマ旦那以外のコンビはいずれも前回までの敗者復活戦で決勝進出寸前までいったことのあるコンビです。(あくまでも主観です)
ネームバリュー的にもうけないはずがないコンビですから、この流れにプリマ旦那がノることができれば彼らも候補内でしょうし、ノりそこなえば後のPOISON GIRL BANDに反動として大きなチャンスが巡ってくるのではないでしょか。
そして最後の、磁石・東京ダイナマイト・ゆったり感・タイムマシーン3号モンスターエンジン囲碁将棋・パンクブーブーの流れ。
いわずもがなの最強メンバーじゃないでしょうかね。


かなり高い確率でこの流れから残る1枠が決まるでしょう。
まあこれだけビッグネームを挙げてしまうと、そりゃ高確率で当たるでしょうな。
逆に、これだけわかりやすくM-1サイドが出演順を並べ立てたのにもかかわらずそれ以外のところから決勝進出者が生まれるのであれば、それは出演順を考えたM-1関係者が見当違いだったという事になります。それに乗っかった私も当然見当違いです。
一応個人予想として名前を挙げると千鳥・POISON GIRL BANDですかね。8割以上願望ですけど。






以上で敗者復活戦考察を終わります。


(芸人さんの実情もよく知らない私がが知りえる情報だけを考慮して書いた文章ですので、至らないところや的外れなところもあるかとおもいます。一人のお笑いファンが個人的な観点から考えた分析だと理解してくれると助かります。また文中に登場する芸人さんの敬称を略しておりますことご了承ください。)